食品トレーから食品トレーを作る技術

2011.10.01

関東工場さっそく工場を見せていただきました。「この工場には、毎日4〜5t運び込まれます」。ええっと、1枚4gとして。約100万枚ですね!機械が自動で袋を成り、トレーをコンベアに流します。作業員が汚れのひどいもの(カップ麺のカップや納豆のパックもアウト。ごみなどを取り除きます。トレーは、まず近赤外線で素材チェック。リサイクルできない素材は、瞬間的に選別されて自動的にふるい落とされます。次に画像処理で色の自動選別。ここからベルトが2本になって、白トレーと色柄トレーに分かれます。ちなみに、色トレーは全体の約25%ほどだそうです。「すごいスピードですね」素材と色の自動選別はすごい!「ここは最新の工場で、これまでの10年の技術の粋を集めてありますから。でも、機械は大手ではなく、中小企業メーカーといっしょに汗を流して開発したものです」次に洗浄工程です。洗剤は使いません。真水の中をカラカラと洗浄されるあいだに、クリップやレシートなどの質物が除去されます。そして、乾燥して粗粉砕。一度乾かして、粉砕。それを熱して、細かい金太郎飴みたいに押し出します。冷却してビーズ状にカットすればペレットのできあがり!色も大きさも、ちょうどおコメのようです。「ペレットはトレーを作るためのシート工場に持っていきます。このリサイクル原料を30%、トレー工場でシートからトレーを型抜きした際の端材のペレットを70%混ぜて、エコトレーを作ります。食品術生法上は問題ないのですが、気になさる消費者もいるので、リサイクル素材で作ったトレーの両面にバージン原料で作ったフィルムを張り合わせます。ですから食品に触れるところはバージンのトレーと同じです」もちろん、エコトレーもリサイクルして、何度もエコトレーに生まれ変わります。エフピコでは、全国で毎月約550tの食品トレーを回収、リサイクル処理して原料にし、に場の端材をあわせてエコトレーを約1300t生産しています。出荷量の約5割がエコトレーです。市場に出回っている食品トレーの約20%がエコトレーとは知りませんでした。エコマークが付いていますから、トレーをひっくり返すと簡単にわかります。