「乗り遅れ英語」では英語がスムーズに口から出ない

2011.06.18

中高年の女性の中には、自分の知っている範囲の言葉を使った等身大の表現で、コミュニケーションをとっている女性を見かけることがあります。ところが、中高年の男性でそういった積極的な人はあまり見かけたことがありません。名門大学を卒業し、立派な会社に勤めていても、積極的に英語で会話をしようとする方はそう多くはないようです。その理由を聞いてみると、単語を1つ1つ思い出してから、それをきちんと文法通りに並べているうちにすっかり会話に乗り遅れているのだと言います。「乗り遅れ英語」とでも言いましょうか。要するに間に合わないのです。これは、完全に受験英語の悪い影響。会話だというのに、英作文をする感覚が抜けず、そのうえ満点をねらって、完璧を期すあまり、時間がかかって会話にならないのです。もちろん文法通り正しい英語で会話ができれば、ネイティブから見ても大変インテリジェンスに映ります。その上うなスタイルで話せることは究極の目標としてほしいと思いますが、まずは文法より口を動かして伝わる英語を話し、会話を聞き取る訓練が大切です。特に英語の知識があることで、きっと自分には英語の表現能力があると思いがちですが、話そうと思うと口から出ないもの。そのとき初めて自分の英語力もどれくらいのレベルかがわかるのです。多少間違っていても、稚拙な表現でもいいのです。積極的に話すことで口や耳が慣れてしまえば、学校教育で十分に文法を学んできた日本人は、英語が上達する可能性が大きいのですから、恥をかくことも勉強だと思って、まず英語を話してみてください。私たちは普段日本語しか話さないのですから、ネイティブのようにスムーズに話せなくても当然なのだと居直って。発音より自分の言いたいことを言うことのほうが大切です。特に外国に出かけたり、日本を訪れている外国人と話す機会があれば、その大切なチャンスを積極的に活かしてください。

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